みなさんこんにちは
今回は「福岡市を経営する」という本についてご紹介していきたいと思います。
著者:高島宗一郎
著者の方は高島宗一郎さんです。
この方は福岡市の市長さんで、メディア露出が多いので福岡に住んでいる方だったらほぼ全員知ってるはずです。
あとかなり積極的な行動をとっているのも有名ですね。
この高島宗一郎さんは元々アナウンサーとして朝の情報番組を担当されてたんですが2010年に退社し、その後36歳で福岡市選挙に出馬したそうです。
そして2014年と2018年のどちらも史上最多票数を更新して当選しています。
「福岡市を経営する」の概要
でこの本の概要としてはもともと政治家を目指していた高島宗一郎さんがなぜ アナウンサーを経由して出馬まで至ったかという経緯や選挙中に起きた出来事、当選後に生じた様々な問題をどのように解決していたかというのが書かれた書籍になっています。
これが非常に面白い内容でして、僕はあまり政治とかに興味なかったんですけどこの本読んで政治の裏側や構造、マスメディアの心象操作などが分かってかなり楽しめました。
政治に興味ない方でもこの本はスラスラと読めるんじゃないでしょうか。
裏話的な話も多いのでそういうのに興味ある方はぜひ読んで欲しい内容になってます。
特に印象に残っている部分
ではこの本で特に面白かったところを三つピックアップしてご紹介していきたいと思います。
①マスメディアの印象操作
まず一つ目がですねマスメディアの印象操作です。
これは市長がメディアからインタビューを受けた時の話らしいのですが。
そこで「仕事はまあいろいろ忙しいですが楽しさもあります」的なコメントしたら、次の日の新聞の見出しに「市長、楽しい」という見出しをつけられてしまったようです。
やっぱりマスメディアって偏った印象を植え付けようとしているんだなということがひしひしと伝わってくる内容でした。
メディアの情報は鵜呑みにしないように気をつけようって思いましたね。
②Youtubeの活用
で二つ目ですね YouTube の活用です。
高島さんはYouTube 結構たくみに使っていまして、大事な会議の内容であったり自分が出席した式典での挨拶とかいったものを動画にしてアップロードしてるんですね。
これによっても市民の情報の判断材料にもなりますし、さっきのようにマスメディアに印象操作されたとしても YouTube に上がった動画を見ればメディアが正しいかどうかの判断ができるのでこれはうまい作戦だなと思いますね。
何度もアクセスできますし 動画で見やすいですしね。
③何もしない政治が一番安定する
三つ目が何もしない政治が一番安定するという内容です。
ここでは本文を引用して話していきたいと思います。
本文には
何も決めない政治家は仕事しない人はしぎなことに評判が良くなります。そして安定します。それは何も買えないからです。今力があって秩序を変えてほしくない既得権サイドからは安定の行政運営と評価されます。
と書いてありました。
これはそうだなっていうちょっと納得感がある内容ですよね。
確かに何もしなければ反対運動なんか起こらないですよね。
何かを変えるからもともと利益を享受していた人たちから反対が出てくる。さらに反対の言葉は報道しやすいので市長を悪者扱いするような印象操作がメディアによって可能になってくる。
この二つのジレンマ的な関係が面白いなぁって思いました。
以上三つピックアップしましたが、これ本当にほんの一部分でして、
他にも SNS の利用だったり震災時の対応だったりとかあとテクノロジーを利用した行政のサービスだったりとか、いろいろ本当に充実してるんでぜひ読んでいただきたい内容になってます。
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