
『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』というゲームをご存知でしょうか。任天堂より2017年3月3日に発売され、売上本数は全世界で1000万本を突破しているゲームです。さらに売上が100週連続20位以内という伝説も作り上げています。
ここまでくると、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドを知らないという人を探すことが難しいレベルです。
そして今回は『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』をプレイしたことがないという方に向けて
- どんなゲームなのか
- 面白いのか
等の情報を、わかりやすく丁寧にお話していこうと思います。
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドとは

冒頭でもお話ししましたが、任天堂から発売されたゲームで、大雑把な説明ではありますが
- アクション
- 謎解き
- 探索
- ストーリー
等の要素が含まれているゲームになります。そしてゼルダの伝説ブレスオブザワイルドが革新的な点は「オープンエアー」という新ジャンルを作り上げたということです。
新ジャンル「オープンエアー」

では「オープンエアー」というジャンルはいったいどういうものなのか、説明していきたいと思います。オープンエアーとは『ゲーム内の世界を隅々まで探索・触れることができる』という任天堂が作ったゲームジャンルです。
一般的なゲームの場合だと、ゲーム内に存在する物(オブジェクト)はプレイヤーの行く手を阻むものであったり、触ったり移動させたりするといったことができないことが多いです。しかし、このオープンエアーの場合、ゲーム内に存在するほぼすべてのオブジェクトにプレイヤーが干渉することができます。
例えば・・・
- フィールドに落ちている石を投げる
- 辺りに生えている木を切り倒して道を作る
- 岩を崖から落として敵にダメージを与える
- 家の外壁、巨大な岩の壁、はたまた敵にまで登ることができる
- 草や枯葉に火をつけて燃やすことができる
- 磁石の力で金属でできた物体(オブジェクト)を動かせる
- 池や海に入って泳ぐことができる
- 高いところに登り、そこからパラセールで空を飛べる
書き出したらキリがないですが、とにかくゲーム内でプレイヤーが思いつく限りのことがすべて出来るといっても過言ではありません。これがオープンエアーという新ジャンルたるゆえんです。
ゼルダの伝説BotWの面白さ

ここからはゼルダの伝説ブレスオブザワイルドの面白さを語っていきたいと思います。このゲームは面白すぎて時間を忘れてプレイしてしまうので、そのあたりを言語化していきます。
圧倒的に作りこまれた世界

まず語らなければいけないのは、この世界が「圧倒的に作りこまれている」という事実です。ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドの開発者によると、ゲーム内のオブジェクトの存在から配置に至るすべてに意味があるとのこと。
つまり、フィールドで見かける山、敵、宝箱、道具、人などのすべてに配置されている理由があるわけです。その理由は様々ですが、ゲームを面白くするためであったり、ストーリー上重要な役割を果たす場合もあります。何度も言うようですが、このゼルダの伝説ブレスオブザワイルドの世界に存在するものすべてに意味があるのです。
そして、ゲーム内の物すべてに触れられるという感覚は、プレイヤーに圧倒的な自由を実感させ、すごく新鮮な感動や面白さを与えてくれます。

例えばゲーム内で、木を切って丸太を作り、それを川に流してから丸太に乗り、川を渡ることだってできてしまいます。こう聞くとなんだかプレイしたくなってきませんか?
進めるにつれて意味を増すストーリー

このゲームをプレイした人は、どこがよかったと聞かれたら真っ先に「ストーリーがいい」と答える方は多いと思います。それほどまでに深く心に残るストーリーがゼルダの伝説ブレスオブザワイルドにはあります。
ストーリーは、100年間の長き眠りについていた主人公リンクが目覚めるところから始まります。リンクは記憶がなく、世界を冒険、探索することによって次第に100年前に何が起きたのか、という記憶を取り戻していく・・・という感じの物語です。
語られるストーリーのほとんどは「過去に何が起こったのか」という主人公の記憶をたどるものです。ただ、この設定の何がすごいかというと、オープンエアーの世界と奇跡的な相乗効果を生んでいるところです。

オープンエアーというのは先ほども説明した通り、世界のすべてを好きなように触れて探索することができます。ゆえにプレイヤーは自由で、好きな時に好きな場所へ行くことができてしまうのです。ゲームが始まってから1時間もたたないうちに最終ボスに挑むこともできてしまうほど・・・(日本の童話の「桃太郎」で、猿、雉、犬と出会わずに桃太郎が1人で鬼退治に向かうようなものです)
何が言いたいかというと、開発者は、プレイヤーがどのストーリーを進めていくのかが全く予想がつかないということです。この状況でストーリーを語ることの難しさは、少し考えてみればわかりますよね。
しかし、この状況を打開してしてしまったのがゼルダの伝説ブレスオブザワイルドのすごいところです。プレイヤーがどのストーリーから見ても全く問題ないゲーム設計になっています。寧ろストーリーを見る順番がプレイヤーによって変わることで、考察や口コミを加速させてすらいます。

これらの要素がストーリーの解釈の幅を大きく広げています。そしてプレイヤー1人1人が同じゲームをプレイしたにもかかわらず、ゲーム内で全く同じ経験をした人はほとんどいないはずです。まさに伝説を作り上げたゲームといっても過言ではないですね。
プレイヤーの数だけ攻略法・物語がある

オープンエアーの特色上、プレイヤーの考え方、プレイスタイルによって攻略法もストーリーの解釈も変わってきます。つまりゼルダの伝説ブレスオブザワイルドで経験したことは、他の誰でもないプレイヤー自身だけの体験になるのです。
自分の頭で攻略法を考え、それを試す。時には成功し、時には失敗する。この体験が積み重なっていくことで、ただのゲームプレイの記憶が、自分だけの想い出に変わっていきます。たまにはゲームで想い出を作ってみるのも悪くないんじゃないでしょうか。
まとめ

今回は、出来る限り自分が体験したことをベースに、ゲームの面白さや特徴などを話してきました。まだまだ語りたいことは山ほどあるのですが、プレイした人にしかわからない部分が多いのでここでは割愛します。
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドは、アニメや映画では決して味わうことのできない体験が詰まっています。ただのゲームだと思わずに、ぜひ多くの方にプレイしていただきたいです。(特に普段ゲームをあまりしない方)
この記事を読んでいただいた方が、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドをプレイしたくなっていたら嬉しいです。
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