すけべバトルギャグマンガ『ガイシューイッショク!』の内容とレビュー

ガイシューイッショク!
作:色白好  ガイシューイッショク!

昨今世の中を賑わせていた『ガイシューイッショク!』。
遅ればせながら私も3巻まで一気に読了。

いやー面白い!
コマ割り、キャラの表情、時間経過演出…などなどいいところが盛りだくさんのマンガ。
そんなガイシューイッショクのレビューをしたいと思う。

すけべバトルギャグマンガ『ガイシューイッショク!』の内容とレビュー

ジャンルは?

ジャンルは、すけべな日常系なのだが、私は勝手に “すけべバトルギャグマンガ” と命名した。

『バトル』といっても宿敵が登場し血生臭いドロドロの戦いが始まるわけではなく、週に一回、ヒロインと主人公の男がすけべなバトルをあほなルールで行うというだけ。
まぁ『バトル=戯れ』と読みかえて問題ない。

『すけべ』はエロとは違う。俗にいう本番行為などはまだ描かれていないし、胸の大事な部分もくっきり描かれることはない。
しかしこのある意味読者を焦らす作者の演出が功を奏している。
このマンガを読んでいると、とにかく想像してしまうし妄想してしまう。

そう

肝心な部分をあえて描かないことによって読者の想像力は最大限まで引き出される。
そして読者はいつの間にかガイシューイッショクの虜となっているわけだ。

あと『ギャグ』の部分に関してだが、ガッツリ笑わせにくるというよりかは、くすっと笑ってしまう場面が何度か訪れる程度のやさしい系。
ガッツリ腹を抱えて笑いたい方は違うマンガを読んだ方がいい。

どんな内容なのか?

先ほども少し触れたが、ヒロインと主人公の男が週に1回すけべなバトルを繰り広げるという内容のマンガである。
週に1回、些細な問題を解決するためや、何か物事を決めるためにすけべなバトルは執り行われる。

ルールは単純明快。
ヒロインは『感じたら』負け。
主人公の男は『タッたら』負け。
それだけ。

ヒロインの性格は一言でいえば『ツンデレ』。
日常では、超がつくほどガサツで強気。
しかし、すけべ勝負になると一転、甘い表情と声をのぞかせる。

このギャップが読者をくぎ付けにしているのかもしれない。
まさに作者の思うつぼというわけだ。

ただ、ヒロインがなぜ一人フラフラ彷徨っていたのか、主人公の彼女はどこへ…
などなど、少々の伏線は張られている。
この伏線が後々どのような効果を生むのか楽しみなところ。

ガイシューイッショク!3つの魅力

ガイシューイッショクの魅力を3つに絞れと言われたら私はこの3つをあげる。

1.キャラの表情が豊か

なんといってもヒロインと主人公の表情が豊か。
とにかくいちいちバリエーション豊富な表情を見せつけてくる。

この『キャラの表情』が個人的にガイシューイッショク!の一番の魅力だとも思っている。
『ガイシューイッショク!キャラ表情図鑑』なんてものが発売されたら私は真っ先に買ってしまうだろう…

そんな与太話はさておき、表情っていうのはマンガを飽きずに読ませるために大事な要素だと私は思う。
ディズニー映画のキャラクターも顔のパーツがこれでもかと言わんばかりに動き、表情豊かだ。
ん?と思った方はYoutubeでディズニー映画のPVを見てみることをオススメする。
ぞくぞくするほど眉毛、瞼、目、口が動く。

人間は、人と会ったり話したりする時、無意識のうちに相手の表情を読もうとしてしまうもの。
キャラの表情が豊かというのは、その人間の深層心理を巧みに利用した演出の一部なのかもしれない。

かくいう私もその演出にどっぷりハマってしまった一人である。

2.想像力を刺激する演出力

このマンガはとにかく大事な部分を描かない。
物理的な部分もそうだし、物語的な部分もそうだし、すけべ的な部分もそう。
大事な部分を描いてくれない。

だから読者は想像するしかない。
「なんで見えない!」「あとちょっとなのに!」「どうして止まるんだ!」
そんな読者(自分)の叫び声が痛いほど聞こえてくる。

だから馬鹿な男共(私)は想像、妄想するしかないのだ。
読者はイライラしているのかムラムラしているのかわからなくなり混乱するかもしれない。
だが心配はいらない。

感情が動いている時点でもう『ガイシューイッショク!』が頭にインストールされてしまっている。
このソフトウェアをアンインストールする方法を私は知らない。

3.コマ割りによる時間演出

何気なく読んでいるとあまりわからないのだが、日常パートとすけべバトルパートの時間間隔は天と地ほどの差が垣間見える。
当たり前と言ったら当たり前なのだが…

例えばスポーツマンガを例にとってみる。
「あと一秒で勝負が決する」「あと一球で優勝が決まる」「あと10mでゴール」
なんてシーンを思い浮かべてもらいたい。

たいていその「1秒」が「1球」が「10メートル」が、複数コマで、何ページにも渡って描かれるはずだ。それを『時間演出』と、ここでは呼んでいる。

このスポーツマンガで定番の演出を『すけべ』に応用するとどうなるか。
考えるだけでも恐ろしい…

それを体現してしまったのが『ガイシューイッショク!』というマンガだ。
これはぜひマンガを手に取ってみてもらいたい。

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ぜひ読んでみることをオススメする。

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本ページの情報は2020年5月時点のものです。
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